システム管理平成13年問45

 コンピュータシステムにおけるパスワードの運用管理方法のうち、
適切なものはどれか。


 ア 管理作業を簡素化するために、現在使用されていないユーザID
  とパスワードを再利用する。

 イ 新任者を登録する場合、利用者登録申請書が届く前に、人事異
  動速報を見て新任者のユーザIDと仮のパスワードを登録する。

 ウ トラブル処理を迅速化するために、ユーザIDとパスワードの一
  覧表を作成し、管理者が保管する。

 エ 利用者が自分のパスワードをいつでも自由に変更できるように
  する。

解説

難易度 ★
解答

 エ 利用者が自分のパスワードをいつでも自由に変更できるように
  する。


 ユーザ認証の管理方法に関する問題です。


> ア 管理作業を簡素化するために、現在使用されていないユーザID
>  とパスワードを再利用する。

 誤った記述です。

 現在使用されていないユーザIDとパスワードとは以前使用されていたと
 推察できます。

 セキュリティ上問題がありますので、再利用は不適切です。


> イ 新任者を登録する場合、利用者登録申請書が届く前に、人事異
>  動速報を見て新任者のユーザIDと仮のパスワードを登録する。

 誤った記述です。

 新任者を登録する場合、利用者登録申請書が届いてから、ユーザIDと仮の
 パスワードを登録します。

 ユーザIDとパスワードによるアクセスコントロールは、必要最小限の設定
 にする必要があります。よって、利用者登録申請書の内容を承認後、登録
 手続きに入ります。


> ウ トラブル処理を迅速化するために、ユーザIDとパスワードの一
>  覧表を作成し、管理者が保管する。

 誤った記述です。

 ユーザを把握するために、ユーザIDは管理者の管理対象ですが、パスワー
 ドは本人のみが知っておく情報であり、本人以外の人が知り得てはいけな
 い情報です。当然、ユーザIDとパスワードの一覧表は作成する必要はあり
 ません。


> エ 利用者が自分のパスワードをいつでも自由に変更できるように
>  する。

 正しい記述です。

 パスワードが本人以外に漏えいするリスクは常につきまといます。
 よって、利用者が自分のパスワードをいつでも変更できるようにしておく
 必要があります。